恵庭OL殺人 大越被告の控訴棄却 札幌高裁も懲役16年「犯人性疑問なし」
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050929&j=0030&k=200509292144
2000年に北海道恵庭市でおきた女性殺害事件。被害者は絞殺された後、灯油をかけられ全身が炭化するほどに焼かれていた。
容疑者として逮捕された被害者の同僚女性は捜査段階から一貫して犯行を否認。確たる物的証拠もない。容疑者女性の弁護は、元国会議員でもある有名弁護士が担当、冤罪を主張している。
▼一審判決要旨(「無限回廊」より)
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/eniwa-hanketu.htm
この事件、ずっとひっかかっている。なんていうか、人の心の闇を思い知るというか…。
自分の中では、昨日死刑判決が出た北九州監禁殺人事件と同じくらいの重みがある。
興味のある方は、この特集↓を(下から)順に読んでみて下さい。被害者と容疑者二人が一緒に笑顔で写った写真が哀しいんだよね…。
▼恵庭OL殺人事件(Brain News Network)
http://www.bnn-s.com/bnns/series/seriesList.jsp?series_cd=13
それからこれ↓も。
▼「殺ったのはおまえだ ―修羅となりし者たち、宿命の9事件」(「新潮45」編集部 編)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101239142/
BTKに終身刑
すっかり放置しておりましたが。
BTKに終身刑の判決が下ったそうなので、メモっておきます。
▼10人殺害の米殺人鬼「BTK」に終身刑(日刊スポーツ)
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-050819-0016.html
Googleニュースにおける検索結果はこちら↓をどうぞ。
▼日本語版
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=btk&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2
▼英語版
http://news.google.co.jp/news?hl=en&ned=us&q=btk&btnG=Search+News
BTK逮捕。
ウィチタの殺人鬼BTKがついに逮捕されたようです。59歳の市職員デニス・レイダーという男。
日本のニュースでも報道されてますね。とりあえず記事へのリンクを貼っておきます。
▼恐怖の殺人鬼「BTK」をついに逮捕 (SANSPO.COM)
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200502/sha2005022805.html
▼Google News日本版での検索結果
http://news.google.co.jp/news?hl=ja&ned=jp&q=btk&btnG=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E6%A4%9C%E7%B4%A2
▼Google Newsアメリカ版での検索結果
http://news.google.co.jp/news?hl=en&ned=us&q=btk&btnG=Search+News
当サイトにおけるBTK関連記事はこちら↓
▼BTKからの新たなメッセージ?(1/26)
http://d.hatena.ne.jp/Andy/20050126
▼BTK Killer続報(1/15)
http://d.hatena.ne.jp/Andy/20050115
▼連続殺人鬼再び。(1/8)
http://d.hatena.ne.jp/Andy/20050108
やくざねこ
http://www.uploda.org/file/uporg37287.jpg
上とは対照的ですが。うちの猫もこんな顔するときあるわ。インサイター経由。
ベルトコンベアで流れてくる猫を仕分けるバイト
http://www.ironhearts.com/diary/archives/000803.html
少年逃亡兵経由で知ったんだけど、あんまり可愛いので貼っておく。
一番上の二匹並んで入ってるやつが個人的にツボ。
BTKからの新たなメッセージ?
BTK事件に新たな展開が。1/25にBTKを名乗る男が地元TV局にメッセージを送り、包みを発見させたとのこと。
BTKからのメッセージが本物なのか、包みの中に何が入っていたのか、現時点では明らかにされていないようだが…。
▼BTKからメッセージを送りつけられた地元TV局KAKEによる記事
http://www.kake.com/news/headlines/1365216.html
訳してみました。
BTK再び現る:KAKEへのメッセージ
1月25日、ミステリアスなメッセージがKAKE TVに送られてきた。そのメッセージはBTKが送った可能性がある。
そのポストカードは、火曜日にKAKE TVのニュース・ルームに届けられた。差出人住所はS. Killett 803 N. Edgemoorとなっており、これはOtero一家(※BTKの最初の犠牲者)の住所であることが判明した。
ポストカードには「通信 #8」をどこで見つけることができるかについて詳しく書かれていた。
我々はPost Toastiesのシリアルの箱を探し、まもなくSedgwick郡のいなか道の標識にたてかけてある箱を発見した。表面にはBTKの文字が見えた。
その箱の筆跡は、12月にMurdock公園で発見された包みに書いてあった文字と似ていた。(その筆跡はこれまで公表されていない)
捜査官が呼ばれた。刑事の一人はKAKE newsに届いたポストカードを入手し、他の捜査官たちは現場に到着した。まもなくウィチタ警察のヘリコプターが上空から写真を撮り、鑑識捜査員は箱の周辺になにか証拠が残っていないかを探した。
ポストカードには「通信 #8」に関する言及があった。これまで6つの「通信」があったことがわかっている。ポストカードを書いた人物は「通信 #7」を発見したかどうか訊ね、その詳細について記していた。警察は詳細を公表しないことを求めており、自らもパッケージについてそれ以上コメントするつもりはないと言っている。
▼Wichita Eagle紙の記事
http://www.kansas.com/mld/kansas/news/local/10735801.htm
こちらも訳してみました。↓
BTKからの新たなメッセージ?
ローカルTV局と警察は、市北部の田舎道の脇に置かれた「通信 #8」と題された包みに誘い込まれた。
新たなBTK関連の包みが火曜日に姿を現した。ウィチタのTV局に送りつけられたポストカードに導かれ、TV局と警察は、Valley Center近くの道路標識に立て掛けられた不審なシリアルの箱にたどりついたのだ。
ウィチタ警察は、その箱が本当に連続殺人鬼BTK(彼は1974年から1986年の間に少なくとも8人を殺している)から届いたものかどうかについて、コメントを差し控えている。昨年3月に本紙宛に手紙が届いて以来、数個の包みが届けられたり発見されたりしており、FBIはそのいくつかについて本物であると断定している。
69号線と77号線に挟まれた地区の北に位置するSenecaの、ほこりっぽいカーブにある道路標識に、Post Toastiesの箱がたてかけてあるのをKAKE-TVのスタッフが発見した。箱はレンガで重しをされ、中からクレープ・ペーパーのが出ていたとのことだ。”Toasties"のTの文字の上と下には、BとKの文字が書かれていた。
KAKEのニュース・ディレクターであるGlen Hornは、TV局の誰も箱の中を見ていないと言う。
「箱に触りもしませんでした。写真は撮りましたが、それだけです。」
届いたポストカードはどこか謎めいていたとHornは言う。差出人住所欄には"S Killett, 803 N. Edgemoor”の文字があった。BTKの最初の4人の犠牲者の住所である。
また、シリアルの箱については「通信 #8」という表現で言及していた。
「日付は1月17日の週となっていました。」
箱の中に何が入っているかについても説明してあったとHornは言うが、その内容については警察に口止めされているという。
カードの最後にはこうあった。
「あんたたちかウィチタ警察がこれを受け取ったら知らせてくれ。1月8日の『通信 #7』を受け取ったかどうかについてもだ。」
局スタッフは「通信 #7」があるとされた場所にも行ってみたが、何も発見できなかった。
もしこれまで送られてきたパッケージがすべて本物だとすると、12月14日にMurdock公園で発見された、犠牲者の運転免許証が入った包みは、6番目のものということになる。
今回包みが発見された場所のそばに一家で住むCindy Taylorは、ウィチタ連続殺人鬼がこの地区に証拠を残したことは今までにないことであると言う。
「とてもショックです。ここにあったなんて。」
パッケージが発見された場所はへんぴな地域で、道の両脇にはどぶや水はけの悪い土地があり、一番近い人家から半マイルも離れている。雨が降ると水浸しになるので、多くの人はこの道を避ける。密猟者が鹿の死体を捨てていくこともある。ただし、Valley Center近くの高校に通う学生たちはしばしばここを通る。電車のホーンの響きや車の騒音がそれほど遠くないところから聞こえてくる。
Taylorと彼女の18歳の娘Hollyが、火曜の夜、標識のそばに駐車したときにはマスコミが集まっており、警官が車の窓越しに「最近この道路に駐車している車を見ませんでしたか」と質問してきたという。
「いいえ」とTaylorは答えた。近隣住民は何もあやしげなものに気づかなかったのだ。
最新のBTK関連ニュースはここ↓で確認できる。
http://news.google.com/news?hl=en&ned=us&q=btk&btnG=Search+News
すっかりBTK事件追跡サイトになってるな…。
BTK Killer続報
前回とりあげた連続殺人犯BTK事件のその後の動き。
CatchBTK.com主宰のTom Voigt氏は、1/14から数日間、現地Wichitaに乗り込んでBTKに呼びかけを行い、接触を試みているようです。行動力あるというか無謀というか…。
一方、警察にBTKではないかと疑われて別件逮捕されたRoger Valadezという人物が、報道機関を相手取って訴訟を起こしたとのことです。その件に関するWichita Eagle紙の記事を以下に訳してみました。
先月逮捕され、その後疑いの晴れたRoger Valadezが、警察とメディアがいかに彼の生活をめちゃくちゃにしたかを語る。
Roger Valadezにとって12月1日は良いとはいえない日であった。64歳で、既に仕事を引退しウィチタに独りで住んでいるValadezはその日、身体が熱っぽかったため、ベッドで横になっていた。
これ以上体調がひどくなるのかどうか彼にはわからなかった。そして自分の名前を守ることがいかにたいへんかについても。
月曜、Valadezの弁護士は地方放送局三社に対し、Valadez逮捕後の取材におけるプライバシー侵害について訴えを起こした。月曜の本紙とのインタビューにおいて、Valadezはこれまで公にされていなかった自分の名前を公表することを望んだ。
12月1日の最悪な状況について、彼は以下のように回想した。
午後7時のことだった。外で人々が話す声が聞こえたかと思うと、彼の家のドアを激しくノックする音が続いた。
「気付く間もなく、彼らは家の中に入り込んでいた」と彼は言う。
私服警官が彼の家のかんぬきをこじあけ、その奥にある木のドアも無理やり開けたのだ。
「銃を持った男たちが見えた。最初は制服を着ていなかったので、彼らが警察官だとはわからなかった。」
リーダーらしき男が、数フィート向こうから拳銃を彼に向けていた。彼は言う。「それまで我が家で銃を突きつけられたことなどなかったんだ。」
彼が記憶する最初の言葉はこんなものだった「手を頭の上にあげろ。お前を逮捕する。」
一度ならず、警察官は”BTK”という言葉を口にした。それは1974年以来、ウィチタに出没し、警察の追求を逃れた謎の連続殺人犯の名前だった。
警察は、彼のDNAを検査するための令状を示したが、彼は検体の提供を拒んだ。なぜ彼らがそんなものを欲しがるのかわからなかった。
「まあいいさ。いずれにしろあんたから採取することになるんだから。」と警察官の一人は言ったとValadezは証言する。
二人の警察官がValadezの肩をつかんで椅子に押さえ込み、別の警察官が綿棒を使って口の中から検体を採取した。進んで検体を提供したわけではなかったが、抵抗は無益であるように思えた。
彼は今も言う。「そんなことをする権利は彼らにないと感じたよ。」
警察はこれまでBTK捜査の一環として、何百人もの男性からDNAサンプルを採取してきた。
「彼らはついに犯人を捕まえたと思ったんだろう。私がBTKであると確信していたよ。」と彼は述べる。
「警察は、私にしたと同じことを他の誰かにすることだってできるんだ。」
警察は、BTK Hotlineにおけるフォローアップを行った後に、Valadezの名前を伏せたまま、驚くほど軽微な罪による彼の逮捕を発表した。彼らはValadez宅に押し入る前に長期間にわたって調査を行っていたのだ。
Valadezの弁護士の一人、Craig Shultzは言う。「警察がどうして彼の家を捜索しようとしたのか、私たちには全くわかりません。」
Valadezは今回の経験によって、BTK捜査のクオリティに疑念を持つことになった。彼は捜査官のことたちを「アマチュア並み」と言っている。
警察本部長Norman Williamsは、月曜の夜、訴訟の可能性があるので今はコメントできないと述べた。
しかし、Williamsは組織を擁護した。「家宅捜索をして証拠を集めないことには何もできない。我々は憲法の範囲内で仕事をするよう努力している。」
しかし、Valadezにとって、家宅捜索はおそろしく徹底的なものであった。
彼によれば、かけがえのない家族の写真が踏みつけにされたという。錆色の椅子(「親父の椅子」と彼は呼んでいる)に置いてあったクッションや、彼の母親のものであったアンティークの灯油ランプは捜索の後、なくなってしまった。
そして、壁にはフットボール大の穴が三つ開けられていた。
「彼らはなにかを探していたんだろう。そして何も残していかなかったよ。」
捜索は彼が受けたダメージの一部にしか過ぎなかったと彼は言う。
逮捕されたその夜、娘からの電話でBTK捜査との関連を知らされ、彼はほとんど24時間近く眠れない時間を監獄で過ごした。
釈放されたとき、彼は弁護士Dan Monnatの事務所で、子供たちと涙の再会をしたが、事務所のTVで、何が起こっているのかを知った。彼の南ウィチタの家の前には多数の車が駐まり、人々は彼の家の写真を撮っていた。
後に、自分の名前と住所が報道されていたことを彼は知る。フィラデルフィアに住む姪でさえも、彼が逮捕されたことをTVのニュースで知っていた。
彼はある女性のTVインタビューを思い出すと言う。彼女はこんな風に述べていた。「こんな近くに住んでいるなんて思いもしなかったわ。殺人鬼が私たちの中にいたなんて。」
彼の逮捕から三日後、警察は本紙にValadezがBTK捜査の対象から外れたと語った。
月曜に、Valadezはメディア3社に対して、プライバシー侵害と名誉毀損を理由に訴えを起した。彼は、本紙に自分の名前を公開してほしい旨希望した。そうすれば汚名を晴らすことができるからと。
見知らぬ人々の援助を感じていると彼は言う。「彼らは私や家族のために祈ってくれている。今回のことで私がひどい仕打ちをうけていることをわかっているんだ。」
なぜ自分がBTKであると疑われたか、いまだに見当がつかないと彼は言う。年齢や軍隊経験、線路のそばに住んでいることなどが、警察とのやりとりの中でBTKが開かした特徴と一致していることはわかる。が「同じような人間はたくさんいるはずだよ。」
長年、彼は製造・生産担当マネージャーとして働き、29年間、Coleman Co.に勤めた。
離婚経験があり、3人の子供と3人の孫がいる。
Schultz法律事務所から去るとき、Valadezは足をひきずっていた。関節炎だという。「最近のストレスでよけい痛むようになったんだ。」
Shultzは依頼者が現在も居心地の悪い状態にいると言う。
「今も彼がBTKだと信じている人々がいるんですよ。」
− Wichita Eagle 2005/01/11「BTK frenzy shook retiree」
http://www.kansas.com/mld/kansas/news/local/10615507.htm
うーむ。恐ろしいですね。彼もある意味、BTK事件の被害者なのでしょう。真犯人がつかまるまで、きっと色眼鏡で見続けられるのだろうし。